教育訓練給付金とキャリアアップ助成金の違いとは?併用できる?

教育訓練給付金とキャリアアップ助成金って何が違うの?」 「両方使えるの?」

この2つの制度の違いがわからないという方は多いです。この記事では教育訓練給付金とキャリアアップ助成金の違いと併用できるかどうかを解説します。

この記事を読むとわかること

  • 教育訓練給付金とキャリアアップ助成金の違い
  • それぞれの対象者・給付内容
  • 併用できるケースとできないケース
  • 自分に合った制度の選び方

第1章:2つの制度の基本的な違い

シンプルに整理するとこうなる

教育訓練給付金=個人が申請する給付金 キャリアアップ助成金=企業が申請する助成金

最も大きな違いは申請者が「個人か企業か」という点です。

比較表

項目教育訓練給付金キャリアアップ助成金
申請者個人企業
運営厚生労働省厚生労働省
対象者雇用保険加入の個人非正規雇用労働者を抱える企業
目的個人のスキルアップ非正規→正規雇用への転換
給付率最大80%コースによる
申請先ハローワーク労働局・ハローワーク

第2章:教育訓練給付金とは

概要

教育訓練給付金は雇用保険に加入している個人が、スキルアップのための講座を受講した際に費用の一部が給付される制度です。

種類と給付率

一般教育訓練給付金:20%(上限10万円) 特定一般教育訓練給付金:50%(上限25万円) 専門実践教育訓練給付金:最大80%(年間上限56万円)

対象者

雇用保険に1年以上加入している在職者または離職後1年以内の方が対象です。

申請方法

受講前にハローワークで受給資格を確認し、修了後1ヶ月以内に申請します。


第3章:キャリアアップ助成金とは

概要

キャリアアップ助成金は非正規雇用労働者(パート・アルバイト・派遣社員など)の正規雇用への転換や処遇改善を支援するために企業に支給される助成金です。

主なコース

正社員化コース 非正規雇用労働者を正規雇用に転換した企業に助成金が支給されます。

1人当たりの助成額:中小企業57万円・大企業43万円

賃金規定等改定コース 非正規雇用労働者の賃金規定を改定して賃金を引き上げた企業に助成金が支給されます。

社会保険適用時処遇改善コース 社会保険の適用に伴い労働者の処遇を改善した企業に助成金が支給されます。

対象者

キャリアアップ助成金の対象は企業です。個人が直接申請することはできません。

ただし企業がこの助成金を活用して自分を正規雇用に転換してくれれば、間接的に恩恵を受けられます。


第4章:併用できるケース・できないケース

併用できるケース

教育訓練給付金とキャリアアップ助成金は申請者が異なるため、基本的に同時に活用することは可能です。

具体的な例 非正規雇用の方がスキルアップのために教育訓練給付金を使って講座を受講し、同時に勤務先がキャリアアップ助成金を活用して正規雇用に転換するというケースが考えられます。

個人としての活用方法

個人の立場でできることは以下の通りです。

①教育訓練給付金を自分で申請する スキルアップのための講座受講に教育訓練給付金を活用します。

②会社にキャリアアップ助成金の活用を提案する 「キャリアアップ助成金を使って私を正規雇用に転換してほしい」と会社に提案することができます。


第5章:自分に合った制度を選ぶ方法

現在非正規雇用の方

優先すること まず会社にキャリアアップ助成金を活用した正規雇用転換を提案しましょう。

同時に教育訓練給付金を活用してスキルアップに取り組むことで、正規雇用転換の可能性が高まります。

現在正規雇用の方

優先すること 教育訓練給付金を活用してスキルアップ・転職・副業に取り組みましょう。

キャリアアップ助成金は正規雇用の方には直接関係しません。

企業の人事・総務担当の方

優先すること キャリアアップ助成金を活用して非正規雇用の従業員の正規雇用転換・処遇改善を進めましょう。


よくある質問

Q:パートタイムでも教育訓練給付金は使える?

A:週20時間以上働いて雇用保険に加入していれば使えます。

Q:キャリアアップ助成金を個人が直接申請できる?

A:できません。企業が申請する助成金です。

Q:フリーランス・個人事業主はどちらの制度も使えない?

A:教育訓練給付金は雇用保険加入が条件のため使えません。経産省のリスキリング支援事業など別の制度を活用しましょう。


まとめ:2つの制度を理解して最大限活用しよう

教育訓練給付金とキャリアアップ助成金は申請者・目的が異なる別々の制度です。

制度の使い分けまとめ

  • 個人がスキルアップしたい → 教育訓練給付金
  • 非正規から正規雇用になりたい → 会社にキャリアアップ助成金の活用を提案
  • 両方同時活用 → 条件が合えば可能

まずはハローワークで自分が使える制度を確認しましょう。

当サイトでは教育訓練給付金が使えるおすすめスクールの比較記事も掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

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