専門実践教育訓練給付金とは?わかりやすく解説【最大80%給付】

「専門実践教育訓練給付金って何?普通の教育訓練給付金と何が違うの?」 「最大80%給付って本当?自分は対象になるの?」

教育訓練給付金の中でも最も給付率が高いのが「専門実践教育訓練給付金」です。うまく活用すれば50万円のスクールが実質10万円になることもあります。

この記事では専門実践教育訓練給付金について、条件から申請方法まで詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

  • 専門実践教育訓練給付金とは何か
  • 一般・特定一般との違い
  • 対象者の条件
  • 給付額の計算方法
  • 申請の手順

第1章:専門実践教育訓練給付金とは

制度の概要

専門実践教育訓練給付金は教育訓練給付金の中で最も給付率が高い種類です。

受講費用の最大80%が給付されます。年間の上限額は56万円で、最大3年間(上限168万円)まで給付を受けることができます。

3種類の教育訓練給付金の違い

種類給付率上限額対象講座
一般教育訓練20%10万円英会話・簿記・FPなど
特定一般教育訓練50%25万円ITスキル・介護など
専門実践教育訓練最大80%年間56万円プログラミング・看護師など

専門実践教育訓練給付金は給付率が最も高い分、対象となる講座や条件が厳しくなっています。


第2章:給付率80%の仕組み

基本給付:50%

受講中は受講費用の50%が6ヶ月ごとに支給されます。

追加給付:20%

講座修了後1年以内に資格を取得し、かつ就職または在職を継続した場合に追加で20%が支給されます。

基本給付50%+追加給付20%=合計70%

離職者への追加給付:さらに10%

雇用保険の基本手当(失業給付)の受給資格がある方は、さらに10%の追加給付があります。

基本50%+追加20%+離職者追加10%=合計80%

具体的な計算例

60万円のプログラミングスクールの場合

在職中で資格取得した場合:

  • 給付額:60万円×70%=42万円
  • 自己負担:18万円

離職中で資格取得した場合:

  • 給付額:60万円×80%=48万円
  • 自己負担:12万円

第3章:対象者の条件

基本条件

①雇用保険の被保険者であること 現在雇用保険に加入している在職者が対象です。

②支給要件期間が2年以上あること 初めて専門実践教育訓練給付金を利用する場合は、雇用保険の支給要件期間が2年以上必要です。2回目以降は3年以上の間隔が必要です。

③離職者の場合 離職後1年以内であれば対象になります。ただし受講開始が離職後1年以内である必要があります。

受講前にキャリアコンサルティングが必要

専門実践教育訓練給付金を利用するためには、受講開始1ヶ月前までにハローワークでキャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングを受ける必要があります。

これは一般教育訓練給付金にはない条件です。事前にハローワークに予約を入れましょう。


第4章:対象講座の種類

専門実践教育訓練給付金の対象となる講座は以下のような分野です。

IT・デジタル系

プログラミングスクール TECH CAMP・DMM WEBCAMPなど多くのプログラミングスクールの転職保証コースが対象です。

クラウド・セキュリティ系 AWS認定資格対策講座・情報セキュリティ系の長期講座が対象です。

医療・福祉系

看護師・准看護師・介護福祉士・社会福祉士・保育士などの国家資格取得を目指す講座が対象です。

美容・調理系

美容師・理容師・調理師などの国家資格取得を目指す養成施設が対象です。

専門職系

税理士・社会保険労務士・中小企業診断士などの資格取得を目指す長期講座が対象です。


第5章:申請の手順

STEP1:受講開始1ヶ月前までにハローワークへ

持参するもの

  • 雇用保険被保険者証
  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 受講予定講座の情報

ハローワークで受給資格の確認とキャリアコンサルティングを受けます。

STEP2:ジョブ・カードの作成

キャリアコンサルティングの際にジョブ・カードを作成します。ジョブ・カードは職務経歴・学習歴・資格などを記録するツールです。

STEP3:受給資格確認票の提出

ハローワークで「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票」を提出します。

STEP4:スクールに申し込む

受給資格の確認が完了したら、スクールに申し込みます。給付金を利用する旨をスクールに伝えましょう。

STEP5:受講中の給付申請(6ヶ月ごと)

専門実践教育訓練給付金は受講中に6ヶ月ごとの申請が必要です。この申請を忘れると給付金を受け取れなくなります。

スマホのカレンダーに6ヶ月ごとの申請期限を登録しておきましょう。

STEP6:修了後の給付申請

講座修了後に最終の給付申請を行います。修了日から1ヶ月以内に申請が必要です。

STEP7:追加給付の申請(資格取得後)

修了後1年以内に資格を取得した場合、追加給付の申請ができます。


第6章:よくある疑問

Q:在職中でも申請できる?

A:はい、在職中でも申請できます。むしろ在職中の方が対象になりやすいです。

Q:育休中でも使える?

A:育休中でも雇用保険の被保険者資格は維持されるため、条件を満たせば利用できます。ハローワークに確認しましょう。

Q:1ヶ月過ぎてしまったらどうなる?

A:6ヶ月ごとの申請期限や修了後の申請期限を過ぎると、その期間分の給付金を受け取れなくなります。期限管理を徹底しましょう。

Q:途中でスクールを辞めた場合はどうなる?

A:途中退学した場合は給付金の支給が停止されます。また既に受け取った給付金の返還を求められる場合があります。

Q:複数の講座を同時に受講できる?

A:同時に複数の専門実践教育訓練給付金を利用することはできません。


まとめ:専門実践教育訓練給付金は最もお得なリスキリング支援制度

専門実践教育訓練給付金は最大80%の給付率を誇る、リスキリングに使える最もお得な制度です。

活用のポイント3つ

  1. 受講開始1ヶ月前までにハローワークでキャリアコンサルティングを受ける
  2. 6ヶ月ごとの申請期限を必ずカレンダーに登録する
  3. 修了後1年以内に資格を取得して追加給付を受ける

まずはハローワークに電話して受給資格があるかどうか確認することから始めましょう。

当サイトでは専門実践教育訓練給付金が使えるおすすめスクールの比較記事も掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

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